それは言いっこなしだぜ!
申告の必要がある場合はもちろん別として
それは言わないで欲しかったと
痛烈に感じた瞬間のことを思い出しました
***********************
15年以上昔の話ですが
産後の抜糸の担当だった方が
相手「今日私、抜糸が初めてなんです」
私「…そ、そうなんですね」
相手「あっ!痛いですよね」
私「(「あっ!」て何?)…痛いです…」
相手「ごめんなさい!……もう無理です」
私「…!(えーっ?!ほんまかいな)」
↓それを見ていた先輩医師らしき人
医師「何言ってんだ!そんなのサッとやってピッとやっちゃえばいいんだよ!
あなたもね!むやみに痛い痛い言うもんじゃないよ!」
私(……生きた心地がしない←泣)
忘れたくても忘れられない出来事なのですが
こういうときの「初めてです」の申告は
不必要だよなぁと思い出す度に痛感するのです
***********************
今日この瞬間に初めて〇〇をする
誰にでもそういうタイミングはあるのだけど
相手の立場になれば
それは関係のないことです
自分のことを振り返ってみると
「実は今日が初めてなんです」
ドキドキしてハカハカして
自信のなさを裏付けるように
思わずそう公言してしまうことがありましたが
今思うと
若気の至りだなとも感じるのです
それが
何かの練習だったり
自分自身だけの経験を積むためだけ
という範疇に収まるようなものであれば
あまり関係ないのかもしれないけれど
何かのサービスであったり
向こう側にお客さまがいるような場合には
ちょっと違うのではないかと思います
***********************
たとえば
初めて「教える」ということをスタートしたときの生徒や受講者
教師や講師を務めていれば必ず出会う人たちです
だけどそこで
「初めてです」という言葉を
自分の自信のなさをカバーしたり
相手に容赦してもらおうという盾にしてはいけません
もちろん経験を積んだ先輩方に比べると
色々な意味で足元にも及びません
ですが初めてであっても
それはお客さまには関係のないこと
初めてなりに準備して練習して取り組むべきこと
積み重ねられる努力の方法があるはずです
そういった努力は
自分がある程度年齢を重ねているからこそ
怠ってはいけないなとあらためて感じています
機会を頂いて
これからやってみようと取り組んでいることがあるのですが
今感じているそれらを忘れずに
チャレンジしていこうと思っています
怒りの感情と上手に付き合う
アンガーマネジメントコンサルタント
山本周子(やまもとちかこ)
人気ブログランキング